ポラロイド

現在私文3年生、司法試験に挑んでみます。

予備論文の反省と受けてみて分かったこと②

お疲れ様です!前回に引き続き論文2日目の反省と、全体の総括を書いていこうと思います!

 

 

民事実務


予想C~B
解説を聞く限り準備書面問題は会心のものが書けたように思うので、大崩れはなさそうです。40分ぶつけた甲斐がありました笑
その他は、みんなができた所は恐らくできており、出来なかったところはあまり出来は良くなかったという感じで無難に逃げ切れたように思います。他の部分には35分しかかけなかった上、全科目を通しインプット面で唯一不安のあった部分でしたので満足のいく出来だったように思います。上振れを引けたような気がします。
とはいえ、時間の関係で設問3⑴を捨てたので単体でAはなさそうです。もっとも、前日の刑法の反省を生かして「出来るものから解いていく」意識を強く持った結果ですので、捨てた判断に後悔はしていません🙆‍♀️

 

反省点としては、もっと要件事実をガチガチに暗記しておくべきでした。今年は要件事実を全部答えさせる形式で、正確にかけるかどうかでかなり差が着いたように思います。口述にも繋がりますし、今後受ける方は早めに着手することをおすすめします!

 

 

刑事実務


予想C~B
105分と時間をたっぷりかけて小さい字で4頁書ききったので、事実認定で書き負けたとは考えにくくCは切らないと思います(実際どうかは分かりませんけどね!笑)
ただ、何故か証書Bの提出理由を書き忘れるという大失態を犯したのでAはなさそうです。また、設問4は趣旨が想定筋と違ったので、あまりいい評価は期待できません、、、もっとも、書き忘れに気がついたあとパニックになりかけたものの一度落ち着いて切り替えられたことはとても良かったと思います。この辺りは前日の反省をいかせた部分であり、受験を通して成長できた部分かなと思いました!オススメの切り替え方法は飲み物を少し口に含みつつ、深呼吸しながら周りを見渡してみることです。時間勝負のはずなのに意外と手が止まっている人は多く、周りを見てかなり安心できました💁‍♀️

 

 

民法


予想C~A
設問1では密接という判例のワードをド忘れして規範に書き忘れる大粗相をやらかしたような気がします、、、
また、設問2⑵は想定筋でかけておらず、⑴との論理的整合性も微妙なのでAは難しいかもしれません。途中で筋が微妙なことには気が付いたのですが、そもそもみんなあんまりできなさそうだし、無駄に時間使うのも勿体ないな〜と考えて、自分の筋を貫きました。論文ではこういった場合でも(特に民事の応用論点は)自分を信じて書き切っちゃうことが大事だと考えています。決して正解を求められているわけではない(そもそも正解なんて存在しないから)ので、想定筋じゃないとしても十分点数は付くはずです。


また、全体的なレベルもそこまで高くなさそうですし、それ以外は事実をほぼ使い切って充実した論述を展開できた気がするのでCは切らないと思います。
というか、民法はこんな感じの手応えでも毎回なんだかんだ相対的に浮上するので、今回もなんだかんだA来るのでは?とも楽観的に考えています笑

 

 


商法


予想D~B
設問1は表現取締役の検討が比較的薄く、予備校が示すような類推適用での修正があまり出来ませんでした。また、908の話も書いていないので、割とボロボロです。
設問2についても報酬該当性をあっさり認定してしまったので、全体的にやらかし気味です。
ただ原則部分は死ぬほど丁寧に条文と事実を引用して書きまくったので、大崩れはしてないと思います。
商法も毎回こんな感じでなんやかんや何とかなっているので、今年も易化傾向とはいえなんとかなっていると信じています笑 なんだかんだ原則部分で大きな差がつくと思っていますし、商法に関しては修正は姿勢を見せるだけで十分というのが過去問検討を通じて自分が学んできたことです。これが予備校の答練だとしたらまた話は変わってきますが笑

もし予想よりも評価が低かったら、このあたりの認識も再確認する必要がありそうです。

 

 

民訴


予想A
今年かなり難化したと言われている民訴ですが、個人的には民事系で1番自信あるまであります笑
予備校が出している解答例等とほぼ同じことを書いていますし、「基礎からどう書くか」にこだわって準備をし、本番もそれを表現できたと思うので、Aは狙えるのではないでしょうか!というか、これでA付かなかったらもうお手上げです🤷‍♀️

共同訴訟参加の問題は判決の効力に既判力が含まれると考えて、115条2号に当たるかの話を中心に。独立当事者参加は権利主張参加を厚めに書いて否定しつつ、詐害防止参加についても触れてみました。1部では詐害防止参加が正解筋という声もあり、一応書いておいて本当に良かったです。「迷ったら書け」という有名な格言は割とその通りな気もします。共同訴訟参加や詐害防止参加なんて書いたこともありませんでしたが、条文に食らいつくことで何とか対応出来た気がします。条文、大事。笑

設問2も設問1での既判力が及ぶかの検討を前提として、反射的に及ぶか否かの論証を中心に展開しました。また、あえて問題が「既判力」ではなく「効力」と記載している点が怪しいと感じ、参加的効力についても基本的な論証を貼っておきました(実益がなさそうなのは百も承知ですが😂)。全体として、原則→例外の流れを示せており、意義定義からの丁寧目な論述ができたように思います。

 

反省点としては、参加的効力の話はもしかしたら要らなかったかもしれません、余事記載になるかもですが、書いても間違いではないとは思うのでなんとかなってくれることを願います。

 

論証集について

 

また、これは反省という訳では無いのですが、伊藤塾生は今後マジで論ナビの論証だけでは危ないかもしれません。去年と今年の刑訴や今年の民訴に代表されるように、論ナビに載っていない重要論証が求められているケースが増えつつあります(試験委員が敢えて外してる説もマジでバカにできない気がします)。アガルート生が絶賛爆増中ですし、アガルートの論証集を入手して自分で補完するのもアリだと思います。そうでなくとも両訴、行政については基礎マに載っている論点、判例(規範が載ってなければ自分で作る+当てはめの指針もまとめる)、論点のペンで引いた箇所は全て論ナビ等に一元化することを強くオススメします。Bランクくらいの論点は平気で出てきますし、今年の民訴や刑訴は論証を知っているだけで簡単に枠を作ることが出来、差をつけることが可能だったと思います。

伊藤塾の論ナビを大多数の受験生が使っているという状況が変わりつつあり、「論ナビだけ仕上げれば大丈夫」は通用しなくなってくるんじゃないかなーと思っているところです🤔

 

 

総括

民事3科目は全部元々得意科目(当社比)だったこともあり、受験後当初2日目に関しては割と自信があったのですが、じっくり見返すと結構ミスが目立ちます🥺

まぁでも民事はいつもこんなもんですし、実務も大崩壊は起こしていないのでようやっとると言えるのではないでしょうか。緊張の中よく頑張ったと思います👏

 

 

以上、全科目をまとめるとこんな感じになります!

憲法 B〜A

行政 B〜A

刑法 F〜E

刑訴 C〜B

般教 ?

民事 C〜B

刑事 C〜B

民法 C〜A

商法 D〜B

民訴 A

 

受験直後の自己評価等はこちら

poraloid.hatenablog.com

 

 


こんな感じで、全体としては100~400位のどこかには入れているような気がします。というかせっかくの夏休みなので、もう受かった前提で気分よく過ごすことにしました笑  落ちたメンタルでいるのは人生勿体ない気がします笑
あとは自分の法的思考力や表現力がどう評価されるかにかかっているでしょう!試験委員の皆様、煮るなり焼くなりお好きにどうぞ🤗

 


一通り振り返って思ったことですが、全体を通じて自分にしては枠を外すことが少なかったように感じました(間違いなく上振れです)。問題文と真摯に向き合い、素直に正面から答える意識を持てたことが原因なように思います。この意識を今後の過去問演習でも持ちつつ、上記反省を生かしてのんびり勉強していきたいと思います🥱よろしくどうぞ!

 

 

 

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