ポラロイド

現在私文3年生、司法試験に挑んでみます。

予備論文の反省と受けてみて分かったこと①

お疲れ様です!試験から1ヶ月が経過してすっかり気分は夏休みモード、今まで出来なかった就活やバイトに忙殺されています🙃
論文から1ヶ月経っても、週に1度は深夜突然不安に苛まれ、その度に自分の再現と各種参考答案を見比べては気分を落ち着かせています😥こればっかりは合格発表まで付きまといそうですね、、、
今日は、各種参考答案や解説を見た上での反省を書いていきます!

 

<参考>

現場での思考回路

poraloid.hatenablog.com

 

 

憲法


予想B~A
大枠はあっており、その他事実も充分使いきれたような気がする🤔自分の場合憲法枠さえ合っていれば基本的にかなり良い評価が答練や模試でもらえていたため、それなりに期待できそう(逆に言うと2回に1回くらいは枠を大外しします🤣)
広告を掲示する自由とビラ配りの自由で違いを出そうとしたのは良かったけど、あまり核心をついた違いを示すことは出来ませんでした。ここがどう響くか、、、

直前まで過去問でも人権等の大枠を外すことがあったため個人的に憲法にはかなり不安を感じていましたが、本番は上振れを引いた気がして一安心。最低限の仕事はできたように思います!

あと、問題で法令違憲の検討をするよう指示されているのに、「7割程度」という司法事実にこだわっている方が意外と多くて不思議に思いました。立法事実と司法事実の峻別は憲法においての重要なお作法だと思っているので、自分は問題文序盤の司法事実たちは一切答案に引用していません。点数が多少振られているかも知れませんが、これらを検討事項に加えるのは時間戦略的に悪手と判断したためです(今でもこの方針で間違っていないように思います)。勝負は立法事実に基づいた議論の噛み合わせと説得力でつくのではと考えています。

 

反省点

反省点としては、ビラ配りについては適合性で切る等することによって時間短縮を行うべきでした。適合性で切るのが怖くて両方ともフルスケールで書いてしまいましたが、事実の量的にも切って何ら問題なかったように思います。そのせいで75分も使ってしまい、行政法にかける時間が少なくなった結果書き終わるのが本当に時間ぎりぎりとなってしまいました。憲法の答案は割と書いてきたはずなのに、複数人権をフルで書くことは時間的に厳しいと学んでいなかった。言い換えれば答案構成段階でどのくらいまでなら書ききれそうかを予想する感覚を磨く意識を演習の際に持っていなかったことが原因かなと思いました。これは今年受けてみて分かったことですが、一発勝負の試験では「書き切る能力」が想定よりも重要な要素になってきそうです。時間内に書き切ることを目的とした学習も今後取り入れていきたいと思いました。

司法試験では時間と量が共に予備と異なりますが、この感覚をつかめるようになることを目的として過去問演習に取り組みたいと思います。

 

 


行政


予想B~A
こちらも大枠は合っており、しっかりと正面から問いにぶつかることが出来たので、それだけでも割といい評価が期待できるように思います。元々行政法は得意でしたし、事実や条文も時間ギリギリでしたがほぼ使い切ることが出来たので個人的には満足しています☺️

解説を聞いた上で同じ時間でもう1回書くとしても、同じような答案を書くと思います。

 

受けてみて感じたことは、「問いに答える」ことの重要性です。特に設問1は予備校の解答速報などでも明らかに問いに答えていない答案が出るなど、問いに答えているかだけでもかなりの差がついたように思います。自分はたまたま受験直前にユーチューブに載っていた「予備論文1位の思考方法」的な動画を見ており、そのおかげで問題に真摯に向き合えたので未視聴の方は是非一度視聴してみて下さい!めちゃくちゃ参考になります🙆‍♀️

『2018年予備試験論文1位合格者ガイダンス 「1位合格者が語る!勉強方針と現場での思考方法」』 (平成30年予備試験論文式試験1位合格者) [予備試験] - YouTube

 


刑法


予想F~E
終わった直後は絶望しかなく、圧倒的なやらかしオブザイヤー。
乙や窃盗では丁寧なラリーと論述が出来ましたが、放火と幇助が酷い。
放火については公共の危険に当たるかの論点をそもそも知らず、因果関係と認識の要否をメインで書いてしまいました😥
幇助はもっと酷く、正犯を基礎づける作為義務か、幇助に留まるかの枠で当てはめを大展開してしまいました、、、
どう考えてもここは原則幇助、みたいに流して不作為の実行行為性の枠で書くべきでしたので、明らかな大失態です。そのせいで時間が足りなくなり、不作為の実行行為性の論証や故意のズレ、反面的幇助についての検討が出来ませんでした。作為可能性、容易性についての認定も甘かったように思います。
加えて甲に強制執行妨害みたいなよくわからない犯罪を成立させるなど、明らかな余事記載もあり本当に終わっています。
もっと勝負どころを見極めるべきでしたし、自分の時間管理の甘さを痛感しました。今年落ちたら間違いなく刑法のせいです。
他の受験生のできそうな所を見極めつつ、問いに素直に答えるという基本姿勢が唯一守れなかった科目だったように思います😥
ただ、1番信頼しているSTUDYWebさんの答案例を見る限り、幇助の細かい論点達は実益が少ないということかあまり書かれていなかったので、奇跡が起きればEまで行ってくれるかな、、、とも思っています。

 

反省点

反省点としては、もっと「受験生みんなが書けそうなこと」を見極めて、ここを死守しに行く答案を作るべきでした。自己満足に走った挙句暴走し、周りと比べて相当落ちてしまいかねない答案になってしまいました。。。まずは最低限を守り、そこからAを狙って攻めて行くという基本姿勢の徹底を司法試験の過去問演習を通して意識したいと思います。

 


刑訴


予想B~C
枠はバッチリでしたが、準現行犯逮捕では明白性と時間的場所的近接性を分けて書いたので、最近のトレンドに乗れてないイケてない答案になってしまいました。
また、接見では共犯者の存在という事実を多分書き忘れたので、Aは望めないように思います。
ただ、ほかの事実はしっかり摘示→評価を守りつつ丁寧に4頁書き切ったので、流石にD以下はないような気がします。

 反省点

反省点としては、接見の条文番号をど忘れしてしまい、現場でパニックに陥ったことです。最初の方というのは覚えていたのですが、焦りで全く条文が頭に入って来ずかなりの時間を割いてしまいました😭せっかく答案構成自体は7分程度で終わったのに、条文探しで5分程度持って行かれてしまったことが前述した刑法の時間不足につながったように思います。。。パニックになった時の対処法を固めておく必要がありますし、そもそもの条文知識(自分の場合は特に刑訴)を向上しておく必要があると感じました。

また、接見の論証をあまり力を入れて覚えておらず、それぞれ理由付け2、3行+判例の文言を使った規範、みたいになってしまいました。本来は本田さんの論証をベタ張りした方が良かったのだと思いますが、これを思い出すより事実をいっぱい拾って検討を充実させるべきと考えてあっさり目に書き上げました。規範の理由付けにはあまり点数がないと考えていますが、思ったよりも評価が低かった場合はこのあたりの認識を再確認する必要がありそうです。

 

 

一般教養


予想?
正直分かりません笑
模試や答練ではいい評価がついていましたが、本番は別物だと思うので全く読めません。
強いて反省を挙げるとしたら、具体例をもっと文学に寄せた無難なものにすればよかったように思います。ただ、再度この科目を受けることは未来永劫ありませんので、あまり気にしないことにします笑

 

 

こんな感じでしょうか!1日目は「刑法やらかしたな〜」という感想を当時も抱いていましたが、割とその通りになるような気もします。

ただ、憲法刑法刑訴という苦手科目が全部詰まった日だったので、全体としてはよくやったと言えるのではないでしょうか。統治は捨て気味だったので、出なくて本当に良かったです。統治ロシアンルーレットはまだまだ続く、、、😂

こんな感じでしょうか!次回は2日目の反省について書きます!よろしくどうぞ!

 

poraloid.hatenablog.com

 

 

 

 

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